群馬での展示から始まった長いようで短い『Captured Images』の発表が一昨日で一区切りつきました。
一昨日のUPLINKでの東京上映会ではたくさんの方々に足を運んで頂き、大盛況で会を終える事ができました。忙しい中足を運んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。制作スタッフ・出演者一同本当にうれしく思っています。

今回の作品はbluefilmproducts名義の作品を制作中に発生した疑問をHULAHOOPERSという名義の異なる視点で制作した作品になります。HULAHOOPERSは自分たちの可能性を模索する実験的で挑戦的なプロジェクトになります。

今回の作品では答えのようなものが明確に提示されないために腑に落ちない想いをされた方ももしかしたらいるかもしれません。自分たちとしてもこの『疑問』についてもう一度考えてみようと制作を始めたもののこれはこういうことだ、という明確な答えを導きだすことはなかなかできませんでした。

なので答えらしい答えは見つけられないけど暗中模索な様を作品として発表することで、伝えられる何かももしかしたらあるのかもしれない、自分たちはこういう事を考えていて、こんな事を感じているんだっということを作品として形にして伝える事によってそこからなにかしら感じてもらったり、考えてもらったりするきっかけにはなるかもしれない。という想いで作品を創っていきました。

この作品のテーマは考えれば考えるほど出口の見えない迷宮に入っていくような感覚もあり、自分たちでも考えすぎて身動きがとれなくなってしまうようなところも多々ありました。堂々巡りの制作期間でしたが、唯一スケートボードの撮影のときだけはそういった考えからも解放され純粋に楽しいと思える瞬間があったようにも思います。

自分にとってのスケートボードがなんなのか、作品をつくるということがどういうことなのかは正直まだよくわからないのだけど、これまでの制作を通して感じたことは、何か伝えたい事や想いを形にするというだけではなく自分がどういう人間でどこに向かって行っているのかを自分でも確認・証明する為につくっているのだということ。

うまく言えないのだけど、この作品を制作したことで新たに見えてきた部分もたくさんあるし、また違った目線からも物事を見る事ができるようになったようにも思います。

いつになるかは未定だけどbluefilmproducts名義での新たなスケートボードの作品も制作したいと思っているので、そちらも楽しみにしていてください◎

今回の上映に協力してくれたUPLINKの方々、制作に協力してくれた方々、会場にお越し下さった方々には重ねて心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。